- 製作年度:1971年
- 製作国:アメリカ
- 上映時間:125分
- 監督:ボブ・フォッシー
- 脚本:ジェイ・プレッソン・アレン 、ヒュー・ホイラー
- 音楽:ジョン・カンダー
- 出演:ライザ・ミネリ 、マイケル・ヨーク 、ヘルムート・グリーム 、ジョエル・グレイ 、マリサ・ベレンソン
- 評価:☆☆☆
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1930年,ナチス台頭直前,暗い時代の直前にかりそめの平和を享受するベルリンのキャバレーが舞台.
もっとミュージカルぽい作りかと思えば,キャバレーでのショーが物語背景に色合いを与える役割をしているだけで,劇映画の要素が濃い.ただ劇映画としてはキャバレーのアバズレ歌手とオクスフォードのインテリとのカップル成立はあまりに不自然である.二人の出会いから別離までが映画の中で描かれる.アンチ・ドラマチックな演出が,逆に戦争直前のベルリンの独特なムードを効果的に表現している.
不自然な設定は多いが,洒落た映画である.ラストのあっさりした切り落とし方は好み.あっさりしていながら叙情が残る.
ライザ・ミネリの歌唱シーンは迫力満点であるが,もっとコケットなタイプの女性だと思っていたので,イメージとギャップがあった.実際は和田アキコみたいな感じ.