と学会(太田出版,2001)
評価:☆☆
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
最初に『トンデモ本の世界』が出たときは,その目のつけ所が新鮮だったし,その突っ込み芸にも大いに笑わされた.仕方のないことではあるが,続編が出るたびに新鮮味が薄れてくる.人間の想像力にはやはり限界があって,トンデモ本もいくつかのパターンがあり,その類型をうちやぶるような奇抜な発想の書籍というのはなかなか出ないからである.もちろんつっこみの仕方も次第にパターン化してきてマンネリを避けられない.
暇つぶし用に借りた本であるが,そこで紹介されるトンデモ本の世界は既に食傷気味のものが多かった.とはいうもの毎年毎年やむことなく別の人間からトンデモ本が量産されていることに人間の業の深さを感じてしまうが.