閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

未来のおもいで

梶尾真治(光文社文庫、2004年)
未来(あした)のおもいで (光文社文庫)
評価:☆☆☆★

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「時間」をテーマにしたSF。そこに切ないプラトニックな恋のエピソードを重ねる。
何日か前に読んだ『クロノス・ジョウンター』と同工異曲。
「時間」と「恋愛」を主題とする変奏曲のような感じである。さわやかな読後感だが、内容はあまりにも軽やかで甘美「すぎる」ように今回は感じる。