閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

2005年の映画生活

今年は一年間で87本の映画を見た。そのうち映画館で見た映画は30本だった。昨年は『インファナルアフェアII』と『オールド・ボーイ』という二つのアジア映画の印象がとびぬけて強烈だったが、今年見た映画には昨年見たこの二作品ほど強烈な作品はなかった。以下、僕が2005年に劇場で見た映画のベスト5である。

1.08/11:リンダリンダリンダ@ワーナーマイカル板橋
正統派青春映画の題材と山下淳弘の独特のリズムの組み合わせの妙。ペ・ドゥナの魅力にはまるきっかけとなった作品。

2.10/01:ふたりの5つの分れ路@シャンテシネ
シニカルで容赦ない視点で夫婦関係の崩壊の過程を見つめる。身につまされる内容であったが、最後のシーンではかすかな明るさも。

3.12/29:親切なクムジャさん@シネマスクエアとうきゅう
伏線を効果的に用いた計算されたプロットとイ・ヨンエをはじめとする役者陣の強烈な個性とうまさを堪能する。

4.02/09:パッチギ!@ワーナーマイカル板橋
爽快な青春映画の王道。沢尻エリカの強烈な可愛らしさ。

5.05/31:エレニの旅@シャンテシネ
絵画的映像美とパセティックなストーリーに酔う。

この他『オペラ座の怪人』『真夜中のやじさんきたさん』『ヴェニスの商人』『運命じゃない人』『ロング・エンゲージメント』『亀は意外と速く泳ぐ』等が記憶に残っている作品だ。

今年見たレンタルしたDVDの作品の中では、トレバー・ナン監督の『十二夜』、ゼッフィレリの『ロミオとジュリエット』、モンティ・パイソンの『ホーリー・グレイル』、あとペ・ドゥナが出演している『子猫をお願い』『ほえる犬は噛まない』等が印象深い。