ガラシ×ク・ナウカ
- 演出・構成:ユディ・タジュディン
- 脚本:モハマド・ウゴラン・プラサド,大西彩香
- 企画・脚本協力:宮城聴
- 音楽:ヤヌー・アリエンドラ
- 衣装:山本智美
- 照明:大迫浩二
- 演奏:スズキケンタロー
- 映像・美術:アグスティヌス・クスウィダナント
- 出演:美加理,野原有未,本多麻紀,大道無門優也,横須賀智美(流山児★事務所),テアトル・ガラシの俳優陣
- 上演時間:70分
- 劇場:下北沢 スズナリ
- 評価:☆☆☆★
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
環境音楽っぽい生演奏のBGMに乗っかった舞踏的パフォーマンス.「記憶」をめぐる5分ほどの短いスケッチを構成した作品.各スケッチは制作の過程でおのおのが自由にアイデアを出し合う形で即興的に組み立てられたという.豊かなバリエーションを持つ身体表現には興味深いものがあったが,時折読み上げられるテクストの喚起するイメージは貧弱かつ陳腐というアンバランスで興をそがれる.
インドネシアの前衛青年が作った作品だなぁという先入見を裏切らない作品.正直びっくりするような斬新な表現はなかった.音楽はいい.演劇表現が音楽に依存しすぎているように思った.ただし最後のほうの数スケッチは密度が濃く見ごたえがある.特異な身体能力を発揮するガラシの俳優の中でも美加理はどっしりとした存在感を示す.流石.