閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

ロバと王女

PEAU D'ANE (1970年 フランス 90分)
■監督・脚本 ジャック・ドゥミ
■音楽 ミシェル・ルグラン
■出演 カトリーヌ・ドヌーヴジャン・マレー/ジャック・ペラン/デルフィーヌ・セイリグ
■オフィシャルサイト http://www.cetera.co.jp/roba/

先月末から一二月にかけて,早稲田松竹ミュージカル映画の特集をやっている.今週はジャック・ドゥミ監督,カトリーヌ・ドヌーブ出演の作品の二本立て.どちらも未見だった.早稲田松竹に行くのは一年四ヶ月ぶり.座席がゆったりとしたデザインのものに変更されていてとても快適になっていた.前後の間隔も広い.
『ロバと王女』はペローの童話『ロバの皮』が原作.18:25から開演の回を観に行ったのだが,この時間帯は僕にとっては睡魔の時間帯のようで,半睡状態での鑑賞となってしまった.映画のほうは彩り鮮やかな衣裳は印象的であったが,キッチュで作り込まれたファンタジーの世界に電話機やヘリコプターを持ち込むといった安易な異化的手法は趣味がよくないように思った.ミシェル・ルグランの音楽もいまひとつ印象に残らない.