閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

切られお富(『処女翫浮名横櫛(むすめごのみうけきなのよこぐし)』(1864年)

寿初春大歌舞伎 夜の部

悪党ばかり出てくる芝居.間男がばれて滅多切りにされるシーンのあっけらかんとした残酷さがユーモラスに感じられる.お富役の福助のねちねちとしたいかにも根性の悪そうなしゃべり方が面白い.ちんぴら,外道たちが醸し出す頽廃感漂う空気を味わい楽しむ.