香西秀信(ちくま新書,2000年)
評価:☆☆☆☆
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トピカとは議論のための発想の型(トポス)を集積したもの.アリストテレス以来の「修辞学」の伝統の蓄積を,現行の実際の議論にいかに適応しうるかということを示した「実用書」である.作者自身が作り出した例文ではなく,丸山真男,福田恒在,清水幾多郎,呉智英などの言論人の文章から例証を探し,そこで使われている修辞学的技法を解説しているのが面白い.