閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

my life as a punishment-game

ゴキブリコンビナート 第22回公演

  • 作・演出・美術:Dr.エクアドル
  • 作曲:Dr.エクアドル、オマンサタバサ、病気マン
  • 出演:小山涼、遠藤留奈、若人あきこ、スガ死顔、オマンサタバサ、ボボジョ貴族、かめこのぶお、病気マン、油絵博士、本間幸子、ワッシャー木村、Dr.エクアドル千鳥格子、スピロ平太
  • 劇場:木場公園内特設劇場
  • 評価:☆☆☆☆
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木場公園に、鉄パイプの骨組みにビニールシートを張り巡らせた可動性の壁に囲まれた一角が設置されていた。外側からは丸太で雑然と組まれた櫓のようなものが見える。「壁」の外側には軽トラックが止まっていて、その荷台にはやはり丸太で雑に組まれた小型ジャングルジムのようなものがある。
木場公園という場をうまく使ったダイナミックな演出、罰ゲームの悪趣味ぶり、そこにからむ陳腐きわまりない差別的ストーリーに前半は腹の皮がよじれるほど笑う。
しかし1時間40分の公演の後半は、前半の勢いと密度が持続せず、だらだらと間延びした感じ。
木場公園の片隅で「花火禁止」と至る所に張られているにもかかわらず、ロケット花火に撃ち興ずるドキュン集団の喧噪が芝居を浸食していき観劇の興を削ぐが、やっていることの悪質さはどう考えてもこちらのほうがひどいので、甘受するより仕方ない。