閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

書を捨てよ町に出よう

早稲田松竹での寺山修司の代表作の二本立て。『書を捨てよ』のほうは初見だった。『田園に死す』は4回目か5回目の鑑賞になる。
寺山の前衛的様式美の魅力を堪能できただけでなく、70年代初頭の東京の「カウンターカルチャー」のかっこよさを享受することができた。泥臭く、暑苦しく、不器用なエネルギーに満ちている。こんな熱い時代に青春時代をすごすことができた世代がうらやましい。