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一昨年に同じ会場で、多田演出によるオリジナル版(といっても再演)を見ている。カップヌードルをすする、デスロック所属の役者、夏目慎也の姿がものすごくさまになっていて大受けしたことを何となく覚えている。飴屋法水版では12日間、日替わりで出演者が違うという趣向となっている。今日は若い男性三人だった。そのうち一人はイタリア人。一人は女性っぽいしゃべり方としぐさの男、もう一人は学生風。三者の同性愛的な関係の仄めかされていた。出演者によってどういう具合に演出をかえているのかが興味深いところであり、とりわけ知人の女性が出る日もあって、その日は見てみたかったのだけれど、スケジュールがあわず僕が見られるのは今日だけだった。
でもミニマリズム音楽のように重なりつつ微妙にずれていく会話のやりとりを聞いているうちに眠たくなってしまって、半睡状態のぼんやり観劇となってしまった。おかまっぽいしゃべり方としぐさの役者の演技があまり好きではないなあと思いつつぼんやり朦朧状態で芝居を見る。というか立ち会う。もっと自分のコンディションのいいときに見ておけば、いろいろ気づいた点があったと思うが。