前進座
http://www.zenshinza.com/stage_guide/tatsunoko/tatsunoko_staff.htm
- 原作:松谷みよ子
- 脚本:山本響子
- 演出:鈴木龍男
- 美術:佐々波雅子
- 照明:石島奈津子
- 音楽:日高哲英
- 音響:小倉潔
- 振付:吾妻寛穂
- 出演:池田舞美、有田佳代、松浦豊和、横澤寛美、北澤知奈美、寺田昌樹、松永ひろむ、高橋亜紀、竹下雅臣
- 上演時間:2時間(休憩15分)
- 評価:-------
- 劇場:吉祥寺 前進座劇場
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前進座の児童劇。原作は松谷みよ子による民話だが、僕は読んでいない。芝居としては小学校低学年ぐらいが中心となるターゲットだと思う。
前進座の芝居はアンサンブルに優れ、端役の小さい演技まできっちりと神経が行き届いている。児童劇でもその高いクオリティが維持されている。ミュージカル風の歌と舞踊がふんだんに取り入れられた芝居だった。役者の動きには躍動感があり、、明瞭でリズムのある台詞まわしが心地よい。歌唱のレベルも高い。
しかし民話的な世界に観客として入って行くことができず(そもそも民話というジャンルがあんまり好みじゃないのかも)、猛烈な睡魔に襲われて公演時間の4分の3ぐらいは眠ってしまった。全体に地味で華やかな高揚感に乏しい。美術と照明のスペクタクル面に物足りなさを感じる。
楽しめなかったのはこちらの体調の問題も大きいだろうと思う。