http://www.kaiji-movie.jp/index.html
原作のマンガは僕は読んでいない。ほぼ白紙の状態で見た。『キネマ旬報』で香川照之が連載エッセイのなかで気合いの入った宣伝をしていたので、それにつられて。香川照之は藤原竜也の敵役でこの映画に出演している。
借金をかかえ、負け組街道に足を踏み入れた若者が、怪しい秘密組織(?)が主催するゲーム大会に参加することで、負け組から一発逆転の大脱出を目指すという話。ゲームというのがじゃんけん、高所での平均台渡り、カードゲームといういずれもシンプルなものなのだけれど、人生を賭けるゲームとなるため、猛烈なプレッシャーがかかる。高所渡りではどきどき。心臓に悪い。思いの外楽しんで見てしまった。藤原竜也、いいなあ。香川照之の怪演ぶりにも笑わされた。
人生を賭けるっていう、あのしびれるような緊張感、強烈な生の充実を感じるってのはよくわかる。現実にはたいていの場合は負けて無残な状況陥ってしまうのだろうけれど。