読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

ヘブンアーティスト TOKYO@上野恩賜公園

日常 イベント 舞踊 伝統芸能 音楽 演劇

http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/heavenartist/
朝から夕方まで上野公園にいた。久々に家族4人で出かける。
今日は快晴で行楽日和。でも寝不足だったし、風邪気味だったし、しかも気温も高くてばてた。ずっと歩き回っていたし。
午前中は上野動物園を回る。下の子(4歳)はこれが初動物園だ。モノレールにも乗れて大満足の様子だった。午後からは大道芸のお祭り、ヘブンアーティストを楽しむ。上野公園内の9つのポイントで東京都公認のヘブンアーティストたちの大道芸を楽しむことができる。目当ては女性マイムのチカパンと男三人組のサーカス・トリオ、くるくるシルクだった。大道芸は以前から好きだったのだけれど、この春ごろからチカパンを追っかけだしてからさらにその魅力にはまった感じだ。贔屓の芸人がいるとその分こうしたフェスティバルでも楽しみが大きくなる。5月に高円寺の大道芸を見たときは漫然と回って見られるものを見ていたけれど、今はチカパンを出発点に見てみたい芸人が何人も出てきた。ヘブンアーティストに選抜され、こうしたフェスティバルの常連芸人は、みなそれぞれ独創的なスタイルを持っている。一人芸の芸人が多いが、芸がはじまって最初の5分ほどは特に、通りがかりの観客をこちらの芸に引き込んでやるという意気込みがびしびし伝わってくる。その緊張感あふれる雰囲気がとても好きだ。

くるくるシルクは「面白い」という評判は耳にしていたのだけれど、これまで見る機会がなかった。こちらの期待を裏切らない評判通りの面白さ。3人のアンサンブルによるジャグリング(曲芸)とマイムをうまく組み合わせたユーモラスでスピード感に満ちた出し物だった。3人のキャラクター設定も秀逸だ。 4歳の息子も大喜びして見ていた。二月に舞台公演もあるが、是非そちらも見てみたいと思った。

チカパンのこの前の新宿の大道芸とはプログラム構成を大幅に変更していた。前回の新宿でも反応がよかったぜんまい人形は今回のプログラムのなかに組み込んでいたが、オープングはこれまで見たことのなかったう「動く目玉」のパフォーマンスだった。親指にくっつけた大きな目玉を細かく動かして、いろいろなものに見立てるというもの。次いで「慌ただしい朝」の様子を喜劇的に表現したパントマイム。これは6月の舞台公演のパートの一つをアレンジしたもの。若いカップルから男の子を引き込む観客参加のマイムは今回もやったのだけれど、内容が先週とは異なっていて、チカパンと二人でドライブの場面を演じるという内容だった。先週の新宿と今日の上野では、同じ路上パフォーマンスといってもかなり雰囲気が異なる。圧倒的に上野のほうが落ちついてパフォーマンスを見る条件が整っている。観客層によってプログラム構成をかなり大きくいじっているのだ。上野でも2ステージ、チカパンのパフォーマンスを見たが、この2ステージでもかなり大きな変更を加えていた。本番開始前の導入の客いじりが特に違う。ジャグリングのミスは多かったけれど、薄暗くなってから行われた2ステージ目のほうが、ゆったりとしたリラックスとした雰囲気で、より楽しんで見ることができた。


チカパン、くるくるシルク以外では、江戸糸あやつり人形、中国雑伎芸術団、オペラ・クラウンのみぎわ、マリンバ・デュオ、フランスの足長3人楽団、セレストロア、歩きパフォーマンスのガンジスの森、Slayersなどを見る。上野はパフォーマンスの場所がまとまっているし、空間も広いので、大道芸を見やすくていい。


江戸糸あやつり人形は人形の繊細でリアルな動きに魅了された。近くから見るとすごい。フランスの足長3人楽団は見た目のインパクトも強力だけれど、ブルターニュ・ケルトっぽい音楽もとてもすてきだった。

独創的でレベルの高い芸を堪能できてとても楽しかったけれど、朝から夕方まで公園を歩き回ったので疲労困憊してしまった。ナイトカーニバルを見ずに帰ってしまったのが悔やまれる。