閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

あけましておめでとうございます

このブログには見た芝居と映画の感想しか書いていないけれど、一年の初めということで年始の挨拶をしておこう。
毎年毎年同じようなことを抱負として述べている気がする。ずっと停滞しているけれど今年こそは前に進もう、とかそんなこと。
でもずっと停滞している。中学生ぐらいから同じ感じでずるずるずると今日まで生きているような気もする。昨年は心乱されるような不愉快なことはなかったけれど、とりたててよいこともなかった。平穏無事の一年だったと思う。今年もそういう一年であればいいなあと思う。
近所の小さな神社に娘と初詣に行っておみくじをひいた。大吉だった。バカみたいだけれどかなり本気で嬉しく明るい気分になった。

「あけましておめでとうございます」という年始の定型挨拶を言うのが中学生のころから抵抗があった。
「なんで年が変わるとおめでたいのだろう?」と素朴に疑問に思っていて。大人になってからは、とりわけこの5、6年はよい展望があるわけでなく、むしろ未来を考えてしまうと暗く落ち込むような感じで、たかが挨拶の定型表現なのに「あけましておめでとうございます」と口に出すのにひっかかりを感じていた。人から言われてもぐもぐとはっきりしない言い方で返すような感じ。
今年はなぜかすんなり「あけましておめでとうございます」の言葉が出るような気がした。状況はそんなに変わっていないのだけれど、今までずっと費kずっていた否定的な気分にちょっと吹っ切れた部分ができたような気がする。

毎年賀状用にイラストを描くのだけれど今年は年末大晦日まで論文を書いていて年賀状どころではなかった。
なにかの会議中、暇をもてあましていたときにノートの余白にしていたらくがきにうさぎを一匹書き入れて、それを賀状のイラストにした。