閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

ホテルロンドン(+おまけ作品『クルム伊達直人』)

国分寺大人倶楽部
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  • 脚本・演出:河西裕介
  • 舞台美術・宣伝美術:井上紗彩(国分寺大人倶楽部)
  • 舞台監督:伊藤智史
  • 照明:保坂真矢(Fantasista?ish.)
  • 出演:後藤剛範 加藤岳史(ジャズ) えみりーゆうな(世田谷シルク) 信國輝彦 東谷英人 清水久美子 ハマカワフミエ 佐賀モトキ 浜崎仁史 大竹沙絵子
  • 劇場:王子小劇場
  • 上演時間:1時間40分(+10分)
  • 評価:☆☆☆☆★
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非常に面白い公演だった。ディアローグと演出の精密さは驚くべきものだ。ハイパーリアリズムでラブホテル内の男女の愛を描き出す。その情景を描き出す仕掛けもユニークだった。芝居の雰囲気はポツドールを強く想起させるものではあるが、ポツドール亜流というにはあまりにも完成度が高い。

本編終了後に上演されたおまけ作品『クルム伊達直人』はプログラムの注意書きにある通り「本編の余韻を著しく損なう恐れ」のある作品ではあったが、あのくだらなさの徹底ぶりは実に爽快だ。破壊的な馬鹿馬鹿しさ、こちらも見てよかった。本編では照明が始終くらめなのでよく判らなかったが、おまけ作品で女優陣がみなかなり可愛いことを知る。