劇団解体社 カンバス閉館公演
解体社_享楽系/Kaitaisha_Kyorakukei
- 構成・演出:清水信臣
- 照明/LX:河合直樹
- 振付:日野昼子
- テキスト強力:佐々木治己
- 音楽・音響:落合敏行
- 映像・操作:鈴木宏侑 大杉大輔
- 映像・撮影:遠藤司
- 出演:Rebecca Woodford-Smith、熊本賢治郎、青田玲子、Mikyong Jun Pearce、石井康二、本間良治、矢部久美子、青木雄平、日野昼子
- 劇場:お茶の水 Free Space CANVAS
- 評価:☆☆☆☆
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6つのパートからなるパフォーマンス。痙攣的前衛芸術である劇団解体社の公演を見るのはこれで五回目ぐらい。ようやく表現のニュアンス、構成の面白さを楽しみながら見られるようになったような気がする。最初に見たときはいわゆる「前衛」のパロディにしか思えず、提示される表現をどうとらえていいのかわからなかったのだけれど。難しくて、滑稽で、グロテスクで、おどろおどろしくて、かっこいい。不定形でとらえどころのない情念のエネルギーが身体表現として可視化される。原始的な荒々しさを感じさせる表現が、知的で洗練された構成のなかで統括されている。