http://www.spac.or.jp/f12deepsea.html
- 構成・演出・出演・人形操作:ティム・ワッツ Tim Watts
- 劇場:舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」
- 上演時間:45分
- 評価:☆☆☆☆☆
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
2009年に初演されて以降、世界中で上演されている作品。演者は一人だけ。円形の白いスクリーンが中央にあり、ここにアニメーション映像を投影しつつ人形を操作する。紙芝居を連想させるようなシンプルな舞台だが、そこでセンスのいい音楽とアニメーション、繊細な人形の動きとともに展開するのは、寓意的な夫婦の愛の物語である。あまりに優しい結末に思わずほろりとしてしまう。東京の劇場でもぜひ見てみたい作品だ。座・高円寺あたりでまた招聘して欲しい。今回の演劇祭で見た作品のなかでは、その規模のささやかさにもかかわらず、前夜に見た『マハーバーラタ』に匹敵するほど強い印象を残した作品だった。
http://www.youtube.com/watch?v=GK2QQxmE9jw