閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

王と鳥 (1980) LE ROI ET L'OISEAU

  • 上映時間:87分
  • 製作国:フランス
  • 初公開年月:2006/07/29
  • 監督:ポール・グリモー
  • 原作:アンデルセン『羊飼い娘と煙突掃除人』
  • 脚本:ジャック・プレヴェール、ポール・グリモー
  • 台詞:ジャック・プレヴェール
  • 音楽:ヴォイチェフ・キラール、ジョセフ・コズマ
  • 評価:☆☆☆★

映画「王と鳥」公式サイト

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孤独な独裁者の王の肖像画が、絵から抜け出し王に取って代わる。その王は絵のなかの羊飼い娘に恋をしていた。しかしその羊飼い娘は、やはり絵に描かれた煙突掃除人と相思相愛の仲だった。羊飼い娘と煙突掃除人は絵から抜け出して、城から脱走しようとする。王は彼らふたりを捕らえる命令をする。
シャープで洗練された映像の魅力はあるけれど、台詞は少なく、冒頭から最後まで展開はありきたりな童話で退屈。しかしラストシーンの得体の知れなさ、不条理が作品全体を一気に鮮やかに転換する。いったい鳥は何だったのか。