SPAC
- 演出:宮城聰
- 原案:プロスペル・メリメ、ジャン・ルノワール
- 台本:久保田梓美
- 音楽:棚川寛子
- 出演:阿部一徳、石井萠水、大内米治、加藤幸夫、木内琴子、小角まや、鈴木真理子、大道無門優也、武石守正、舘野百代、永井健二、中野真希、本多麻紀、牧山祐大、美加理、三島景太、森山冬子、山本実幸、吉見亮、米津知実、若菜大輔、若宮羊市、渡辺敬彦
- 空間デザイン:木津潤平
- 照明デザイン:大迫浩二
- 衣裳デザイン:駒井友美子
- 音響プラン:水村良
- 美術:深沢襟
- ヘアメイク:梶田キョウコ、古城雅美、高橋慶光
- 舞台監督:三津久
- 照明操作:松村彩香
- 音響・演奏:山﨑智美
- 演出助手:中野真希
- 演出部:山田貴大
- 美術制作:佐藤洋輔 服部千穂
- 衣裳制作:丹呉真樹子、岡村英子、清千草
- 字幕翻訳・操作:コーリー・ターピン
- 制作:大石多佳子、尾形麻悠子
- 製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター
- 劇場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」
- 上演時間:110分
- 評価:☆☆☆☆
レジの『室内』の内面への奥深く静かな旅を終えたあとは、開放的な野外劇場での祝祭の演劇へ。SPACふじのくに⇄せかい演劇祭はやはり猛烈に楽しい。
宮城聰さんの演劇を見ていると、私の関心が中世文学、中世演劇に行き着いたのは、必然であったように感じる。。野外劇、音楽劇の特性を生かした宮城版「黄金の馬車」は、映画版よりはるかに面白かった。美加理さんの神秘的かつコケットな魅力に引きずり込まれる。濃厚な芸能・祝祭性に浸る快感を存分に味うことのできる舞台だった。