閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

第20回BeSeTo演劇祭 韓国現代戯曲連続上演

http://www.komaba-agora.com/line_up/2013/11/korean_drama/

『真夜中のテント劇場』

  • 作:オ・セヒョク
  • 演出:小池竹見(双数姉妹
  • 評価:☆☆☆★

『秋雨』

  • 作:ジョン・ソジョン
  • 演出:金世一(世amI)
  • 評価:☆☆☆☆

『上船』

  • 作:ユン・ジヨン
  • 演出:山田裕幸(ユニークポイント)
  • 評価:☆☆☆☆
  • 照明:福田恒子
  • 音響:三木大樹
  • 舞台監督:佐藤恵
  • 翻訳:金世一、中塚絵美子
  • 企画:金世一、小池竹見、山田裕幸

 30代前半の韓国人作家の戯曲三本を三人の演出家によって上演する企画。上演時間は合計で2時間10分。 作風、形式、演出は異なるが、三本の小品を通して、現代韓国の風俗、町の匂いが感じられるような気がした。湿り気を帯びていて、人なつこく、そして庶民的な風景であり、昭和時代の日本をどこか連想させるような世界である。 

あまり期待せずに見に行ったのだけれど、思っていた以上に楽しんで見ることができた。ずーんと作品の抒情に浸り、安らぎを覚えた。