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閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

フォースド・エンタテイメント『The Coming Storm─嵐が来た』

http://www.festival-tokyo.jp/program/13/the_coming_storm/

  • The Coming Storm / Forced Entertainment
  • 演出:ティム・エッチェルス Tim Etchells
  • 会場:にしすがも創造舎
  • 評価:★

 『The Coming Storm─嵐が来た』は正真正銘の茶番劇だが、本当に腹立たしいほど貧相でつまらない作品だった。私はこの手のものに心動かされない観客で本当に幸いだと思う。見たい作品がたくさんあったこの11月末に、こんな不愉快な悪ふざけを選んでしまったのは本当に不覚だった。覚悟の感じられない生ぬるいナンセンス劇、作品のつまらなさとこれみよがしの仕掛けのあざとさでは、今年見た演劇のなかでは『愛のおわり』、宮沢章夫演出『光のない。』、『ガネーシャ』、そしてこの『The Coming Storm─嵐が来た』がワースト4だ。四本のうち三作品がF/Tプログラムなのだから、私はF/Tとはよっぽど相性がよくないのだろう。

 Narrativeをテーマとした演劇を標榜していたので期待して見に行っただけに、失望と怒りも大きかった。スノッブな装いのなかで、実は大して面白くも斬新でもないおふざけの仕掛をさも意味ありげにみせるという確信犯的ふるまいがとにかく不愉快。