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閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

ファイア by ルブタン

映画 ドキュメンタリー 映像 スペクタクル

ファイア by ルブタン(2012) FEU : CRAZY HORSE PARIS

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  • 上映時間:81分
  • 製作国 :フランス
  • 初公開年月:2013/12/21
  • 監督:ブリュノ・ユラン
  • 音楽:デヴィッド・リンチ
  • 出演:クリスチャン・ルブタン
  • 映画館:ヒューマントラストシネマ有楽町
  • 評価:☆☆☆★

 トップレス女性のレビューで有名なパリのキャバレー、クレイジー・ホースのショーの映像。ハイヒール靴専門のデザイナーとして名高いルブタンが演出したショーを、ルブタンと出演者のインタビューを交えて、3D映像で記録した作品。

 クレイジー・ホースについては、しばらく前にワイズマンによるドキュメンタリーが上映されていたが、そちらでは演出のフィリップ・ドゥクフレなどショーの制作の過程が中心だったが、今回見た『ファイア by ルブタン』ではショー自体の提示がメインとなっていた。

 アンドロイドを思わせる完璧なプロポーションの女性たちの美しいおっぱいやお尻が、洗練されたデザインの幻想的な光のなかでぬめぬめと動く。女性の肉体美の究極的な提示のひとつのかたちだろう。ここまで女体の造形的美しさに、フェティッシュにこだわった舞台芸術作品はそうそうないように思う。その女体美の迫力は凄い。でも抑制された見せ方はファッショナブルすぎ、気取りすぎだ。

 映画のなかで提示されたナンバーは、すべてがルブタンの演出のものではなかった。ルブタン演出のナンバーはより高踏的、芸術的に感じられた。女体造形美のエロスに沈み込んでいく感じである。その作り込まれた美の技巧性、わざとらしさにはアングルの裸体画を連想する。芸術的ではあるが、スノッブで通俗的でもある。途中で飽きて眠くなった。

 あのおっぱいの競演は生で見てみたい。