- 作・演出 桃山邑
- 制作 梅山いつき
- 音楽 マディ山﨑 田村優帆 中村理至
- 美術 淺野雅英 髙橋明歩 上山小生
- 照明 西之一舟 黒瀬三保子
- 音響 松林彩
- 舞台 上山正太郎 進麻菜美 菊池和宏 栗田貴幸
- 車輌 臼井信一 志保
- 枝打 片岡一英
- 小道具 陳樹立
- 衣裳 駱駝丸&セシル
- 化粧 増田千珠
- 勘定 真生雲母
- 木戸 池田理和
- 炊事 渡邊紀子
- 記録映像 KUMA DJ.YOU
- 電脳図案 宮村洋一
- 通信 千代次
- 劇場 桃山邑 杉浦康博 象六海 原口勇希 藤内正光
- 宣伝美術 近藤ちはる
- 舞台監督 及部文人
- 総指揮 中原蒼二
- 後援 太子堂八幡神社
- 企画製作 Koola Lobitos
- 出演:千代次、鏡野有栖、上山薫、麝香姫、進麻菜美、増田千珠、夕暮半蔵門、宮村耳々、巌基次郎、羽鳥和芳、武田和夫、小林虹兒、七ツ森左門、バット、髙橋明歩、チェン・スウリー、臼井星絢、藤島凾、杉浦康博、風兄宇内
- 劇場:三軒茶屋 太子堂八幡神社
- 評価:☆☆☆☆★
-----
物語の筋はさっぱり分からなかったのだけれど、過剰に作り込まれた泥臭さへのこだわり、本水の仕掛の馬鹿馬鹿しいまでの壮大さが作り出す見世物の雰囲気は最高。17世紀フランス・バロックの仕掛芝居がもたらした蕩尽と放埒の快楽もこんな感じではなかっただろうか?アングラ的幻想のクリシェを連ねた台詞は上滑りして、筋の進行もデタラメなのだけれど、表現の過剰さ、冗長さが味わいになっている。言葉と展開の凡庸さは、かえって本水仕掛けの強烈さを印象づける。開場前の前座劇と幕間の山谷の多摩さんの河内男節の効果もすばらしかった。