閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

百円の恋

百円の恋(2014)

  • 上映時間:113分
  • 製作国:日本
  • 初公開年月:2014/12/20
  • 監督: 武正晴 
  • 脚本: 足立紳 
  • 撮影: 西村博光 
  • 美術: 将多 
  • 衣装: 宮本まさ江 
  • 編集: 洲崎千恵子 
  • 音楽: 海田庄吾 
  • 主題歌: クリープハイプ 『百八円の恋』
  • メイク: 金森恵 
  • 企画監修: 黒澤満 
  • 照明: 常谷良男 
  • 録音: 古谷正志 
  • 助監督: 山田一洋 
  • 出演: 安藤サクラ新井浩文
  • 映画館:テアトル新宿
  • 評価:☆☆☆★

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 怠惰と無気力に満たされた三十路の独身ニート女性が実家を追い出され、安アパートでひとり暮らしをはじめる。ディスカウントの小型スーパーで働きはじめるが、通勤途中にあったボクシングジムで、引退間近のダメ男ボクサーに恋をする。そのボクサーに振られて一念発起してボクシングに打ち込み、プロテストに合格。試合に挑むが、検討空しく無残に敗れる、という話。

 友人が安藤サクラの演技を絶賛していたので見に行った。最後のボクシングの場面の迫力と生々しさは圧巻だった。ボクシングというのは恐るべきスポーツだと思う。しかし映画としては、人物設定、ストーリーともありきたりであり、全体を覆う脱力的な雰囲気もどこかで見たような感じ。音楽の使い方も古典的だ。私はそれほど面白い映画だとは思わなかった。