閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

義経千本桜 渡海屋・大物浦

歌舞伎鑑賞教室

松緑の碇知盛、私は好きだ。堂々としていて迫力あって。見せ場をつなぐ展開の地味さとたるさに落ちそうになる。小五の娘を連れて行ったのだが、娘は二回ほど寝てた。でもそういう退屈さも含め、歌舞伎の表現の面白さは確かに感じとっていたようだ。うーん成長したなあ(親バカ御免)。
この後、娘が夏休み自由研究の課題で「義経千本桜」を選んだので、関西帰省のときに、大物浦の舞台となったところへ行ってきた。大阪の手前、尼崎市になる阪神大物駅付近が舞台。大物主神社という小さな神社があり、謡曲の「船弁慶」について記した看板があった。あと義経と弁慶の隠れ家と刻まれた碑がひっそりと。それだけ。
このあたりは現在では阪神工業地帯の殺風景な埋め立て地で、海岸ははるか先だった。