- 上映時間:101分
- 製作国:アメリカ
- 初公開年月:1979/01/
- 監督:ウォーレン・ベイティ、バック・ヘンリー
- 製作:ウォーレン・ベイティ
- 脚本:エレイン・メイ、ウォーレン・ベイティ
- 撮影:ウィリアム・A・フレイカー
- 音楽:デイヴ・グルーシン
- 出演:ウォーレン・ベイティ、ジュリー・クリスティ
- 評価:☆☆☆★
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2年ほど前に立川志らく師匠がこの映画を落語に翻案した「たまや」を聞いて、もとになった映画も見てみたいと思っていた。1979年日本公開のこの作品、タイトルと粗筋は知っていたけれど、たぶん私は観ていないと思う。
映画版ではアメリカン・フットボールのスター選手が交通事故で急死して天国に連れて行かれそうになるものの、その死は実は間違いだったことがわかり、まだ死が確認されていない地上の人物に乗り移るという設定。妻とその愛人である秘書に殺害されそうになった大富豪の肉体に乗り移る。素朴な正義感を持つ主人公は、それまで大富豪が経営してきた巨大企業の悪行を一掃する。そして彼がかつて所属していたアメリカン・フットボールのチームを財力に物を言わせて買い取り、再び一選手として世界チャンピオンを目指す。この過程で環境運動家の女性と電撃的な恋に落ちる。
類型的な人物によるよくできた寓話。後味は爽やかではあるけれど、今の私の気分には物足りなさも感じる。志らく師匠の「たまや」、死んだ人間が地上に戻ってくるという設定はそのままだけど、話の内容と雰囲気は原作とはかなり異なるよう思う。また聞いてみたい。