作・演出:田川啓介
美術:角田千穂
照明:板谷悠希子
音響:池田野歩、大堀巴瑠花
衣装:正金彩(青年団)、荒川ちひろ
出演:植田崇幸、後藤ひかり、島田桃依(青年団)、田村健太郎、鄭亜美(青年団)、永山由里恵、用松亮
劇場:小竹向原 アトリエ春風舎
上演時間:90分
評価:☆☆☆☆
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ちらしにはナンパについての話だと書いてあった。確かにナンパの話。でも作風は思い描いていたのとはまったく違っていた。とにかくうだうだ、だらだらと芯のない会話が続く。のれんに腕押し、のような感じでずるずる展開が流れていく。奇妙な味わいの脚本だ。SF仕立てのナンパ劇という脱力的ファルス。最後の流し方がいい。
鄭亜美が素晴らしい。いつも素晴らしいけれど。木製のフルートを思わせる声が素敵だし、見た目も可愛い。鄭亜美だけでも見に行った甲斐はあった。作品も面白かったけれど。