セッション(2014)WHIPLASH
- 上映時間 107分
- 製作国 アメリカ
- 監督: デイミアン・チャゼル
- 脚本: デイミアン・チャゼル
- 撮影: シャロン・メール
- 編集: トム・クロス
- 音楽: ジャスティン・ハーウィッツ
- 音楽監修: アンディ・ロス
- 出演: マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、ポール・ライザー、メリッサ・ブノワ
- 映画館:早稲田松竹
- 評価:☆☆☆☆
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痛快・爽快な音楽映画だった。サディスティックな鬼教員にいたぶられ、追い詰められながら音楽家として成長していく若者の話。スポーツや音楽や芸能の世界では、こうした嗜虐的で暴力的なやりかたで、弟子を追い込んでいく鬼のような人間は実際にかなりいそうな気がする。ただしそのほとんどは自分の才能への自信のなさゆえに、教える者-教えられる者の権力関係を利用して、人を支配することに喜びを感じているに過ぎない人間であるようにも私には思える。
最後の「逆転」の演奏場面の緊迫感は秀逸。引き込まれた。