閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

2004-10-23から1日間の記事一覧

カノン

篠田節子(文春文庫,1999年) 評価:☆☆★ - バッハのフーガの技法の中の一曲をめぐる恐怖小説.篠田節子特有ともいえるとらえどころのない物語.高い描写力を持ち,底知れぬグロテスクな深みもあるけれど,「筆が走りすぎる」感じがする.