2019-01-01から1年間の記事一覧
彼女は頭が悪いから 作者:姫野 カオルコ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/07/20 メディア: 単行本 心がザラザラとするような後味の悪い小説だった。2016年に起こった東大生5人による女子大生への強制猥褻事件を取材した小説である。この小説に関心を…
目黒区烏森住区センター地下2階調理室 2019/12/26(木)19:00-21:30 出演:高野竜、青木祥子、ひなた 平原演劇祭亡命ロシアナイトが行われたのは2年前の2017/11/7、目黒区内の住民センターの調理室だった。 http://otium.hateblo.jp/entry/2017/11/07/000000 …
https://geckoparade.com/whats-on 60分の演劇作品を見るために仙台まで日帰りで行ってきた。 公演が終わったのが20時過ぎ。それから6時間たった今、宮城野納豆製造所で見たあの公演を反芻すると本当に夢の中に自分がいたように感じられる。リンドバークの大…
http://www.chateau-gramont.fr/ 中世の戦乱の面影を伝える古城 グラモン城はフランスの南西部のガスコーニュ地方、トゥールーズとボルドーのほぼ中間地点にあります。このあたりは中世の時代から大小の諸侯が相争う戦乱の地であり、この歴史のなかで育まれ…
市原佐都子(Q)『バッコスの信女─ホルスタインの雌』 @愛知県立劇場小ホール https://aichitriennale.jp/artwork/A67.html 市原佐都子作品に対して思うことは、最初に見たときから変わらない。私たちが性を意識しはじめたときに感じたはずの性の奇妙さ、滑…
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/sugao-ichiza/ 東京都西部、あきる野市の菅生歌舞伎を見に行った。二週間ほど前にネット上のニュースでこの地歌舞伎の開催を知った。 簾を使った木造舞台の写真が印象的だった。菅生の組立舞台として東京都が文化財指定している…
https://note.mu/heigenfes/n/nfe5423385fcd 平原演劇祭、恒例の秋の古民家公演はアイルランドの劇作家イェーツに関わるプログラムだった。 【前半】 小阪亜矢子:イェーツの詩に基づく歌曲、アイルランド民謡など(歌) 会場観客から4名:シング「旅人たち…
高橋美千子(ソプラノ) 佐藤亜紀子(リュート、テオルボ、バロックギター) 立岩潤三(パーカッション) -------- 観客と対面するのではなく、観客が三人の奏者を取り囲む形で客席が設置されていた。三人の奏者は楽堂の中央に互いに向き合って演奏する。観…
高橋美千子(ソプラノ) 佐藤亜紀子(リュート、テオルボ、バロックギター) 立岩潤三(パーカッション) -------- 観客と対面するのではなく、観客が三人の奏者を取り囲む形で客席が設置されていた。三人の奏者は楽堂の中央に互いに向き合って演奏する。観…
黒谷白山神社の舞台 http://www.shokawa.net/whatsnew/348 【2019年8月31日(土)】 中京と北陸を結ぶ東海北陸自動車道のほぼ中央、富山、石川、岐阜の県境をなす白山のふもとに荘川(しょうかわ)という人口1500人ほどの町がある。平成大合併で2005年に高山…
教会演劇 『カチコミ訴え』(太宰治) c/w「女の決闘」(H.オイレンブルク) 2019年8月23日(金)20:00-21:30 麻布霞町教会 1000円+投げ銭 出演:アンジー、栗栖のあ、おいかわ、さいとうれいな; 平林知河牧師(講話) ------ のあんじー(アンジー×栗栖のあ)…
https://geckoparade.com/post/185813164695/ 原作:J.W. ゲーテ 引用訳:森鴎外 ほか 演出:黒田瑞仁 出演:崎田ゆかり、河原舞、永山香月、大間知賢哉 ーーーーー 美術:柴田彩芳 衣装:YUMIKA MORI 記録写真・映像:瀬尾憲司 チラシイラスト:石原葉 チラ…
作:成井豊 演出:田代卓 会場:練馬区立生涯学習センター 2019/07/21 17:00 ------ 練馬区立石神井東中学演劇部のOBOGたちがメンバーの劇団サムの第四回公演。劇団主宰で演出を担当する田代卓はかつてこの演劇部の顧問で、演劇部を関東大会、全国大会に導い…
http://sayonara-leonie.com/監督:セバスチャン・ピロット 製作:ベルナデット・ペイヤール、マルク・デーグル脚本:セバスチャン・ピロット 撮影ミシェル・ラ・ブーキャスト:カレル・トレンブレイ、ピエール=リュック・ブリラント、フランソワ・パピノー…
2004年(46分) 監督・編集:山本良子 出演:学習塾赤門塾のみなさん http://eigabigakkou.com/films/works/works2004/2160/ —-------- 『ぼくらのハムレットができるまで』は、埼玉県所沢市にある学習塾、赤門塾で1975年以来、毎年3月末に開催される演劇祭…
「洞窟演劇」と予告されていた。洞窟で演劇だって!? もうこれだけでどんなものを見せてくれるのだろうかと心が浮き立つではないか。公演会場までの行き方の案内は、平原演劇祭の公式twitterアカウント@heigenfesにあった。雨具と懐中電灯持参とある。 場所…
「今」、「ここ」にいる「私」が語る『ハムレット』 演技者だけでなく、観客も芝居が終わったあとは、精力を使い果たしたような状態になる。詩的で混沌とした断片的なイメージの集積が、後半に一気に凝縮され、行き詰まるようなクライマックスがどんどん密度…
2019/04/28 ヨアン・ブルジョワ『Scala - 夢幻階段』;ミロ・ラウ『コンゴ裁判』;SPAC『ふたりの女』 festival-shizuoka.jp まっすぐ伸びる階段を中央にしたシンメトリックな舞台美術は、暗めの照明で照らし出されていてグレーのモノクロームでおしゃれにま…
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027216203-00 この短編小説集は2018ねん2月に白水社から刊行され。 https://www.amazon.co.jp/%E9%85%B8%E3%81%A3%E3%81%B1%E3%81%84%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A6-%E3%81%AF%E3%82%8A%E3%81%AD%E3%81%9A%E3%81%BF-%E…
2019年あけましておめでとうございます。 2018年は119本の舞台作品を見ました。見た作品については、満足度を☆の数で評価しています。最高点が5つ星(☆☆☆☆☆)で、0.5点は黒星★。 5点(☆☆☆☆☆)が「素晴らしい!完璧!」、4.5点(☆☆☆☆★)「素晴らしい、けれど…
作・演出・美術:ネビル・トランター Neville Tranter 出演:ネビル・トランター、ウィム・シトヴァスト Wim Sitvast 劇場:プーク人形劇場 上演時間:55分 ------ とにかく脚本が素晴らしい。こんなリアルで美しい脚本はそう書くことができるものでない。人…