閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル John Cameron Mitchell
原作戯曲:ジョン・キャメロン・ミッチェル John Cameron Mitchell
スティーヴン・トラスク Stephen Trask
脚本:ジョン・キャメロン・ミッチェル John Cameron Mitchell
音楽:スティーヴン・トラスク Stephen Trask
出演:ジョン・キャメロン・ミッチェル John Cameron Mitchell ヘドウィグ
マイケル・ピット Michael Pitt トミー・ノーシス
スティーヴン・トラスク Stephen Trask スキシプ
評価:☆☆☆

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会員証更新のためTSUTAYAに行って久々にビデオを借りる.
70年代風のクラシックな雰囲気のロック(デビッド・ボウイを連想させる)によるミュージカル.東ドイツ出身のオカマのロッカーの半生記.
東ドイツ出身のオカマのロッカーという設定がいい.しかし主人公の屈折ぶりに深く入っていくような物語作りをしていなかったのは残念.ミュージカルとしては,音楽もよかったし,パフォーマンスも見ごたえがあったし,せつない愛の物語もよかったのだ.

異形のため屈折した主人公の物語という設定がボク好み.もっとも『ロッキー・ホラーショー』,『ファントム・オブ・パラダイス』とボクがこれまで好んだロックオペラはみなこのパターンなんだけど.

主役で原作者で監督のジョン・キャメロン・ミッチェルの魅力につきる.


映像より舞台のライブで見たい作品である.