2006-11-17 義経千本桜 川連法眼館の場 演劇 歌舞伎 花形歌舞伎 夜の部@新橋演舞場 作:竹田出雲,三好松洛,並木千柳(1747) 指導:市川猿之助 出演:市川笑三郎(静御前),市川段治郎(義経),佐藤忠信・源九郎狐(市川海老蔵) 評価:☆☆☆☆★ - 源九郎狐になったときの海老蔵の裏声と仕草が中性的で可愛らしい.ただしその表現の極端さに源九郎狐がしゃべると観客席から失笑が漏れる.「初音の鼓」との別れの場面の名残惜しさはうまく情感がこめられていたように思う.宙乗りでの激しい動きも観客を喜ばせる.けれんが強調されたバロック的「四の切」,僕はとても楽しんだ.三階席で見たのだが海老蔵ファンらしき女性の姿が多かった.宙乗りでの客席の盛り上がりぶりに,僕も胸がわくわくした.