閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

罪の天使たち

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罪の天使たち(1943) LES ANGES DU PECHE

  • 上映時間:96分
  • 製作国:フランス
  • 初公開年月:2010/02/20
  • 監督:ロベール・ブレッソン
  • 製作:ロジェ・リシュベ
  • 脚本:ロベール・ブレッソンジャン・ジロドゥ
  • 撮影:フィリップ・アゴスティーニ
  • 音楽:ジャン=ジャック・グリューネンヴァルト
  • 出演:ルネ・フォール、ジャニー・オルト、シルヴィー、ミラ・パレリ
  • 映画館:渋谷 ユーロスペース
  • 評価:☆☆☆
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映画通っぽい人たちの間で評価がやけに高いロベール・ブレッソンだが私は苦手だ。ブレッソンの長編処女作であるこの作品は、ジャン・ジロドゥが脚本に参加しているということもあって好奇心をそそられたのだけれど、やはり置いてけぼりをくらった感じだった。
19世紀末のドミニコ会女子修道院が舞台。高潔でありすぎるがゆえに修道院のなかで孤立していくブルジョワ娘の悲劇。ジロドゥっぽい修辞的な美しい台詞が散りばめられている。コントラストが強調されたシャープな白黒の映像が美しい。主演のルネ・フォールの美貌は彫刻のように硬質で人工的だ。ピンと張った糸のような緊張感が最初から最後まで続く。それでも私の感想は、うーん、昔の映画だな、という感じ。頭のよさそうな人たちが絶賛する作家の作品の魅力がわからないのは悔しいのだけれど、私はこの作品の面白さを理解する能力が欠けている。猫に小判だったか。