閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

2005-01-01から1日間の記事一覧

密使 支倉常長

長部日出雄(文春文庫、1989年) ISBN:4167350041 評価:☆☆ - 支倉常長ものでありながら、常長がヨーロッパ派遣される前までのお話にその大半が割かれていて,彼の訪欧については簡単に流されているのに不満を覚える。 会話が多いがその分物語は停滞していて,…

熱球

重松清(徳間文庫、2004年) 評価:☆☆☆★ - いかにも重松清らしい苦いノスタルジーに満ちたリアルな「帰郷小説」。 やけにこまっしゃくれた娘の会話が鼻につくけれど。