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たぶん再読のはずだが内容はだいぶ忘れていた。「ことばエッセイ」である。ちまたにはびこる様々なことばの使い方の間違いを指摘すると同時に、関連する表現などについての蘊蓄を提示する。類書は無数にあるが、呉智英の記述は独特のユーモアと皮肉に満ちていて、類書より圧倒的に面白いと思う。基本的には「知ったかぶりをして」誤用している例をからかうというパターンが多い。こうした嘲弄も呉智英がやるとからっとしていてあまり嫌みな感じがしない。50項目以上とりあげられているが、恥ずかしながらそのほとんどを僕は知らなかった。つまり知らぬままにこれまで誤用をくりかえしてきたのである。