- 上映時間:139分
- 初公開年月:2009/06/20
- 監督:木村大作
- 原作:新田次郎 『劔岳 点の記』(文春文庫刊)
- 脚本:木村大作、菊池淳夫、宮村敏正
- 撮影:木村大作
- 美術:福澤勝広、若松孝市
- 衣装:宮本まさ江
- 編集:板垣恵一
- 音楽監督:池辺晋一郎
- 出演:浅野忠信、香川照之、松田龍平、仲村トオル
- 映画館:東武練馬 ワーナーマイカル板橋
- 評価:☆☆☆★
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先週見た西川美和監督作品の繊細さとは対照的な大味な男映画。オールロケで撮影したという山岳シーンは役者もスタッフも体力消耗してえらい大変だっただろうなと思ったけれど。登場人物に内面がなく、その行為だけがばっさばっさと記録されているような感じの映画だった。選曲と音楽の使い方もいかにもという感じの古臭さを感じる。
壮大で厳格な山の風景には魅せられる。
浅野忠信の妻役の宮崎あおいにはめろめろ。ああいう奥さんがいたらなあ。俺は毎日なめくじのように溶けてなくなってしまうだろう。この映画のなかでは宮崎あおいの出てくる場面は刺身のつまみたいなものなのだけれど、そのコケティッシュな表情には山の自然の場面と同程度のインパクトがあった。