劇団解体社 アトリエ公演
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- 構成・演出:清水信臣
- 照明:河合直樹(有)アンビル
- 音楽・音響:落合俊行
- 出演:熊本賢治郎、日野昼子、中嶋みゆき、青田玲子、Jonathan Giles Garner、石井康二、本間良治、矢部久美子
- 劇場:お茶の水 Free Space CANVAS
- 評価:☆☆☆☆
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おどろおどろしい身体表現の前衛劇、解体社の公演を見る。
暗い照明のなか、演者はゆっくりのそのそ動いたり、床でのたうち回ったり、奇声を発したり、痙攣したりするのを、90分眺める。1-2人で演じるだいたい10分ぐらいの演目で構成されている。
プログラムの文言から引用すると、
『「身体-動物」から「身体-剥製」へ/あるいは/「無抵抗の病」に冒された「わたし」から不意に語り出される/涜神的イメージのめくるめき』
といった感じの舞台だ。
劇団解体社の公演を見るのは二回目だが、二回目にしてようやく「見方」「味わい方」のコツみたいなものがわかってきたような感じがする。シュールレアリズムの絵画や詩を味わうがごとく、特異な様式感、美学を持つ肉体表現の連鎖を味わう。肉体表現から連想されるイメージは、理性でコントロール不能の無意識あるいは狂気、情念といったイメージだ。乗っかることができれば、退屈せずに、こちらも想像力を働かせて動きを見つめることができる。