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閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

6才のボクが、大人になるまで。

映画

6才のボクが、大人になるまで。(2014)BOYHOOD

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 6才の少年が18才になるまでの12年間を描く映画なのだが、その少年と姉、そして両親が12年間にわたって同じキャストで撮影されている。劇中の12年間と現実の12年間が実際に重なっているのだ。12年間の家族(そして俳優)の変化が3時間弱に圧縮され提示される。映し出されるのはごく日常的なエピソードだが、日常の中の劇的な時間を選び取った脚本が秀逸だ。われわれの日常というのは思い返してみると案外にドラマティックで波乱に富んでいる。

 映画のなかの家族4人の成長(子供だけでなく親もまた成長していく)に自分と自分の家族の歴史を重ねずにはいられない。親もまた親として子供とともに成熟していくのだ。

 成長する、そして変化していくというごく当たり前の現実に、じつは様々なドラマが内包されていることに気づかせてくれる作品だ。