閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

2004-11-03から1日間の記事一覧

弥勒

篠田節子(講談社文庫,2001年) 評価:☆☆☆☆ - 篠田節子の作品の中で,この作品を最良のものとする読者が多い. 確かに重厚かつ奇想天外極まる物語. 美術展の企画者の空虚では在るが華麗な日常が,小説の後半ではヒマラヤの架空の小国での過酷で非現実的な…