中野独人（新潮社，2004年） 評価：☆☆☆☆ - 2ちゃんねるから生れた物語．話題に乗せられてつい購入．この手ののりに流されやすい己を恥じつつも，かなり楽しんで読んでしまう．片思いからはじまる恋愛のあの胸がしめつけらるような思い，喜びが実にリアルな形…

篠田節子（講談社文庫，2001年） 評価：☆☆☆☆ - 篠田節子の作品の中で，この作品を最良のものとする読者が多い． 確かに重厚かつ奇想天外極まる物語． 美術展の企画者の空虚では在るが華麗な日常が，小説の後半ではヒマラヤの架空の小国での過酷で非現実的な…