"Tribute to Jimi Hendrix"
- 劇場:Porte de Pantin Trabendo
- 出演:World Saxophone Quartet; David Murray, Oliver Lake, Hamiet Bluiett, Tony Kofie, Craig Harris(trombone), Jamaaladeen Tacuma (basse), Gene Lake (batterie)
- 評価:☆☆☆☆
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World Saxophone Quartetのライブも20年ぶりである.20年前のライブは鮮烈な印象だった.デューク・エリントンの『A列車で行こう』などのスタンダード・ナンバーを,サックス奏者4人のアンサンブルでフリースタイルの破壊的でかつユーモラスなアレンジで演奏していた.今回は4人に加え,トロンボーン奏者とドラム,ベース奏者が加わる.このゲスト・ミュージシャンもそれぞれ高いレベルの技巧の持ち主である.
World Saxophone Quartetのテーマではじまるオープニング・ナンバーが一番衝撃的だった.その後,ジミヘンのナンバーが続くが,World Saxophone Quartetはフリージャズっぽいアレンジの面白さでは聴かせるバンドだが,アンサンブルの精度は案外荒い.それがまた持ち味ではあるのだが,3,4曲と続くとヒステリックなサックスの音色にだんだん飽きを感じてしまった.コンサートは二時間以上続いたが,中盤若干冗長で一時間半でちょうどよかった感じ.ラストの『紫の炎』ではさすがにしっかり盛り上げたが.
今日もおそるべきかわいらしい女性をコンサート中に発見.音楽を聴きながらも,目はついついそのコケットな美女のほうへ向いてしまう.パリのジャズ・コンサートには例外的レベルの美女が集まるのか.それにしてもかわいらしい人だった.