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人形劇団プーク
- 照明:三上つとむ
- 出演:佐藤達雄、早川百合子、市橋亜矢子、山田はるか
- 劇場;プーク人形劇場
『キツネとネズミ』
『わにがまちにやってきた』
- 原作:K.チュコフスキー(岩波書店『わにがまちにやってきた』より)
- 訳:内田莉莎子
- 脚色:安尾芳明
- 演出:栗原弘昌
- 美術:宮元忠夫
- 人形:斉藤英一
- 音楽:宮崎尚志
- 上演時間:40分
- 評価:☆☆☆☆
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プーク人形劇場で見るのは昨秋以来。『キツネとネズミ』は、ネズミを食べようとするキツネと地面に掘った巣穴からキツネを嘲弄するネズミ一家のミュージカル・レビューのような作品。キツネが失敗するたびに、ネズミたちが歌い踊る。人形造形があまり好みではなかったし、演出・表現にも意外性がなくて、退屈に感じた。本番前の前座作品なので、この程度の緩やかさでやっていこうという計算なのだろうか。
『わにがまちにやってきた』は大人の僕も楽しむことができた。ロシアのとある都会にわにがやってきて、誤って犬と警官を飲み込んでしまう。町の人たちはパニックに陥る。わには町のひとたちとダンスと歌を楽しみたかっただけなのに。腕白な少年、ワーニャだけがわにの話をちゃんと聞く。最後は犬と警官も無事吐き出され、大団円。わには気球に乗って別の町へと向かう。
出遣いの人形劇で、操作する役者たちも人形といっしょに演技をする。一人の役者が何役も兼任する。役者の表情や口調の変化と人形の動きのコンビネーションが見ていてとても興味深い。たわいない話だがテンポ・リズムがいい。そして何よりも音楽が素敵だった。アコーディオンを前面に出した音楽がとても愛らしくて気に入った。
わにが