- 作・演出:篠田千明(快快)
- 出演:カワムラアツノリ(初期型)、中村真生(青年団)
- 劇場:こまばアゴラ劇場
- 上演時間:50分
- 評価:☆☆☆★
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ことばと身体による猫をめぐる日常の詩的なスケッチ、といった趣の作品。
しゃれていてかっこいいのだけど、趣向・技巧先行のような感じが強く、あまり心には響いてこなかった。
観劇時の体調が悪かったせいもあるかもしれないけれど。ちょこちょこ、1分ずつぐらい、ところどころで眠ってしまった。
上の階から女性の下着が落ちてくる、という経験は、かつて一人暮らしのときに住んでいた下落合のぼろマンションで何回かあった。ベランダがなく、一箇所だけの窓をあけるとクーラーの室外機をおけるぐらいの庇(?)と、窓のはばの物干し竿かけがある、という部屋だった。上の階、どの部屋からかわからないけれど、たびたび下着が落ちて、僕の物干し竿にひっかかっている。5枚ほど下着がたまったころ、夜中2時過ぎにドアをごんごんたたく音がした。こんな夜更けに何事だ、と少々びびりながらドアを開けると、東南アジア、フィリッピンあたりが出身だと思われる女の人が立っていた。向こうは震えながら
「パンツ、パンツ」
と言っている。下着の持ち主だとすぐに気がついて、保管していた下着を彼女に渡した。