- 作曲:Jacques Offenbach ジャック・オッフェンバック
- 台本:Henry Meilhac, Ludovic Halévy
- 翻案・演出:Alain Sachs
- 美術:Alain Sachs, Philippe Quillet
- 衣裳:Marie Pawlotsky
- 振付:Patricia Delon
- 照明:Philippe Quillet
- 出演:David Alexis, Adrien Biry, Emmanuelle Bougerol, St/phane Corbin, Thomas Dalle, Noémi Delavennat, Hérvé Devolder
- 劇場:Théâtre Antoine アントワーヌ劇場 http://www.theatre-antoine.com/
- 評価:☆☆☆☆★
- チケット代:36.50 euro(Theatreonline.comで割引料金)http://www.theatreonline.com/
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パリ滞在三日目は、前日『スパマロット』を見た劇場の数軒となりにある劇場、アントワーヌ劇場で、オッフェンバックのオペレッタ《パリの生活》を見た。パリにやってきた田舎者、スウェーデンの男爵をガイドが案内する。ガイドは一流の名士と淑女が集まる社交界だと言って男爵をパリの娼館に連れて行き、そこを舞台に恋のやりとりが生まれる、といったお話。もともとはオペレッタだがかなり演劇的に再構成・演出されていた。
劇場は19世紀後半の建築だそうだが劇場のレトロな雰囲気、内装が効果的に生かされた美術と演出だった。役者が歌と踊りだけでなく、楽器演奏まで巧みにこなすのに感心した。装飾的で軽やかな19世紀ブルジョワ的エンターテイメントの諧謔を存分に楽しむことのできるいい舞台だった。