- 上映時間:94分
- 製作国:スペイン/アメリカ
- 初公開年月:2012/05/26
- 監督:ウディ・アレン
- 脚本:ウディ・アレン
- 撮影:ダリウス・コンジ
- 編集:アリサ・レプセルター
- 出演:キャシー・ベイツ(ガートルード・スタイン)、エイドリアン・ブロディ(サルバドール・ダリ)、カーラ・ブルーニ(美術館ガイド)、マリオン・コティヤール(アドリアナ)、レイチェル・マクアダムス(イネズ)、マイケル・シーン(ポール)、オーウェン・ウィルソン(ギル)、ニナ・アリアンダ(キャロル)、カート・フラー(ジョン)、トム・ヒドルストン(F・スコット・フィッツジェラルド)、ミミ・ケネディ(ヘレン)、アリソン・ピル(ゼルダ・フィッツジェラルド)、レア・セドゥー(ガブリエル)、コリー・ストール(アーネスト・ヘミングウェイ)
映画「ミッドナイト・イン・パリ」公式サイト|5月26日(土)より、新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ他全国ロードショー!
- 映画館:新宿ピカデリー
- 評価:☆☆☆☆★
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素晴らし過ぎて、泣いた。洒脱で刺激的で甘美な黄金時代のパリの幻影に主人公とともに浸り、とろけそうになる。妄想的かつ理想的なパリのステレオタイプの見事な再現に心踊った。パリに愛された映画監督、ウッディ・アレンによるこの町への素敵なオマージュ。私はパリは「好き好き大嫌い、でもやはりちょっと好き」なのだけれど、この好きの部分については、今のパリではなく、パリにまつわる古典的で陳腐な歴史・物語に由来するものであること、しかもそれはかなり強固なものだということをこの映画を見て確認した。フランス文化に興味を持つ者は、多かれ少なかれ、この映画の主人公と同じように洗練された芸術文化のユートピアをパリの町に思い描いていると思う。
しかしこの映画に限らず、スクリーンを通して見るパリというのは何と魅力的な町だろう!