庭劇団ペニノ 21th はこぶね作品
- 作・演出:タニノクロウ
- 出演:山田伊久磨、飯田一期、島田桃依(青年団)、瀬口タエコ
- 構成:玉置潤一郎、山口有紀子、吉野万里雄 /美術:稲田美智子
- 特殊小道具:小此木謙一郎(GaRP)
- 舞台監督:三津久
- 照明:阿部将之(LICKT-ER)
- 音響:佐藤こうじ(Sugar Sound)
- 音楽:奥田祐
- 演出助手:仮屋浩太郎、松本ゆい
- 運営:西村和晃
- 制作:小野塚央
- 会場:森下スタジオ Bスタジオ
- 上演時間:90分
- 評価:☆☆☆☆☆
庭劇団ペニノがこれまで青山のマンションの一室で上演してきたはこぶねの集大成となる素晴らしい公演だった。。
はこぶねはあの青山の狭苦しい場所でこそ意味があると思っていたので、見る前は森下スタジオであえて「はこぶね」を行う意義がわからなかった。しかし実際見ているとすごいの一言。周り舞台を使って、複数のはこぶねセットを設置し、各セットを連関させる。あの驚異の世界を90分、たっぷり堪能することができた。16、7歳の童貞少年の性的妄想を徹底的に深化させて作り上げたグロテスクでユーモラスなファンタジーだった。いびつな感じがたまらない。