閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

きょうのできごと

なにを求めてこの映画を観に行ったのか.大学院生の仲間の引っ越し祝いを中心にとりとめとない日常の風景を叙情的に描く.いかにも人工的な設定が多く,笑いも狙いすぎ.田中玲麗奈のねっとりとした関西弁は聞いていてあまり心地よいものではなかった.いかにも「ありそうな」世界の再現を目指しつつ,実際に提示されているのはいかにもありそうな理想的な日常への妄想の再現になっているような.会話の内容やテンポに不自然さを感じた.あんまり可愛いとは思わないけれど,池脇千鶴の関西弁のセリフのみが映画の中で心地よく響く.池脇は大阪出身だからあたりまえといえばあたりまえなのだろうが.
ただ関西の学生というのはこの映画にあるような変に大人びたおっさん臭い老成ぶりを演じることは好きなのかもしれんなぁ,と何となく思う.弟を見てそう思うわけだが.