- 上映時間:160分
- 製作国:フランス
- 初公開年月:2009/10/10
- ジャンル:ドキュメンタリー
- 監督:フレデリック・ワイズマン
- 出演:ニコラ・ル・リッシュ、マチュー・ガニオ、マリ=アニエス・ジロ、エミリー・コゼット、オーレリ・デュポン
- 映画館:渋谷 文化村ル・シネマ
- 評価:☆☆
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「パリ・オペラ座のすべて」というタイトルから、あくまで主役は「劇場」で、通常は見ることの出来ないガルニエ宮の舞台機構や公演の舞台裏を紹介するドキュメンタリーだと思っていたのだ。しかし原題は「オペラ座のダンスとバレーLa Danse, le Ballet de l'Opera de Paris」だ。実際にはオペラ座バレー団の公演リハーサルの様子をナレーションを入れないで淡々と映し出す作品だった。最後に公演の舞台映像も流れるが。
練習スタジオでの厳しいリハの様子が延々と映し出される。メリハリのないだらだらとした工夫のない構成に、上演後間もなく眠りに落ちてしまう。何回か目を覚ますが、気がつくとエンドロールだった。眠りに行ったようなものだった。画像もぼんやりしていてしまりがないし、音もいまいち。芸術監督のおばさんが「主役」であるかのようによく登場して、べらべらとよく喋るのだけれど、その内容が陳腐であんまり面白くない。見目麗しいバレー・ダンサーの女の子のしゃべり方が、いかにも頭の弱そうなだらしない若者しゃべりで幻滅を感じてしまう。