閑人手帖

このブログは私が見に行った演劇作品、映画等の覚書です。 評価、満足度を☆の数で示しています。☆☆☆☆☆が満点です。★は☆の二分の一です。

水素74%『こわれゆく部屋』

www.hydrogen74.com

劇団初見だと思ったら二回目だった。

以下、見た日に書いた感想メモ書きをコピペしたものだが、上演から四ヶ月たったいま、この公演のことがまったく記憶に残っていない。

 

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10畳の和室に長方形の座卓という舞台美術。
平田オリザ風のリアリズム演劇で、青年団の女優二人が出ていたけれど、演出の精度は本家より低い。脚本も本当につまらない。
10年間音信不通だった姉妹。姉が住んでいる一軒家に、妹がバーテンダーの彼氏を連れて転がり込む。看護婦の姉は妹の長馴染みと同棲していた。台詞のやりとりに注意して、説明されない背景を想像していくという作品。三幕構成だが、展開の核がなくて、第三者にはどうでもいいような姉妹や男女の確執が、低いテンションの会話によって提示される。
リアルで退廃的でけん怠に満ちた日常風景の再現ではあるかもしれないが、眺めていて全然面白さがわからない。
眠くなりつつも、何とか落ちることのないまま、最後まで見た。90分。
こういう作品を作って上演して、いったい何が楽しいのだろうかな。